トニ・カバジェロ

トニ・カバジェロ（1991年、バレンシア生まれ）はマンガ家兼イラストレーター。バレンシアの高等芸術学校（ESAT）でイラストレーションを学んだ後、コミック業界で活動を本格化してNorma Editorial主催のマンガコンクールで4度ファイナリストに選出されたほか、FnacやHeroes Comic Con、Panini Comicsなどさまざまなイベントやブランドにイラストを提供している。 

そのリアルかつポップなスタイルの作品は、日本のコアミックス社が運営するSMA（世界サイレントマンガオーディション）で数々の賞を受賞している。 

2020年、バレンシア出身の脚本家セルヒオ・エルナンデスと組んで、奥浩哉や花沢健吾の影響を感じさせるハイテンポなスリラー作品『Backhome』の連載を『Planeta Manga』誌でスタート。翌年には、二人の共作『El Diario de Laia』でディアフェブス青年小説賞を受賞。2022年にはブランカ・ミラ作『Reflejos del Futuro』に参加したほか、『Backhome』が単行本として出版される。最近はセルヒオ・エルナンデスとの共作グラフィックノベル『Soy Leyenda（私は伝説）』を描き下ろしたほか、『Planeta Manga』誌や国際マンガ誌『Manga Issho』で作品発表を続けている。