31 マンガバルセロナ
2025年12月5日~8日
フィラ・バルセロナ・グラン・ビア
2025年12月5日~8日
フィラ・バルセロナ・グラン・ビア
19/12/2024

石塚真一、NUMBER8インタビュー


マンガの世界に入ったきっかけや、それまでに受けた影響やインスパイアされたことなどを教えてください。

Number 8私は編集者だったので、そこから作品作りに関わるようになりました。

石塚:私は小さい頃から物語を読むのが好きで、とくに心を揺さぶるような作品が好きでした。それで、いつか自分も作品を作りたい、それもマンガを描きたくてプロのマンガ家を目指したのです。

スペインではこれまでジャズを描いたマンガはあまりありませんでした。なぜジャズに関心を持たれたのでしょうか。

石塚:私はもともとジャズが好きで、Number 8 さんとジャズの話をしていた時に、自分が頭の中で描いていたことを伝えました。その時に納得してもらえたのかどうか分かりませんが、ゴーサインが出たのです。それで、ジャズを紹介しつつ、そして若い世代に訴えるような作品を目指すことになりました。

ジャズとマンガは良い組合せといえるでしょうか。アニメと違ってマンガには音がありませんが、マンガでどのように音楽を表現していますか。

Number 8おっしゃる通り、音楽を絵で表現するのはむずかしいいですね。正直、最初は自信がありませんでした。しかし、石塚さんの優れた才能のおかげでさまざまな音楽や演奏の表現が可能になりました。ときには壁にぶち当たりましたが、そのたびに石塚さんは技術を磨き、音の世界の表現に成功してきました。

それはおめでとうございます(笑)

二人:ありがとうございます。

Number 8日本で読者の方から、マンガを通して音が聞こえたという感想をいただいたことがあり、とても嬉しかったです。

お勧めのジャズアルバムはありますか。

石塚:作品タイトルを決めるときに参考にしたジョン・コルトレーンのアルバム『Giant Steps』。主人公の名前「大」とタイトルの「ジャイアント」もひっかけています。

Number 8アニメ『ブルージャイアント』のサウンドトラック。

石塚:最近の映像作品はスタジオで制作された楽曲を使うことが多いですが、このサントラはライブ音源を使っています。ぜひ楽しんでいただければと思います。

バルセロナは初めてですか?

Number 84回目です。

石塚: 私は2回目です。

何度かいらしていたのですね。今回はなにかお目当てはありましたか。

Number 8昨日はビーチに行ってとても楽しかったです。オリンピック港にも行きました。あとはカタルーニャ広場の近くにある路地に、古着屋が並んでいました。

石塚:このジャケット、実はそこで買いました(笑)。

たぶんタジェレス通りかと思います。あの通りには昔はレコード店がたくさんあったんですよ。

Number 8たしかに、そこでレコード店を見て回りました。本当に楽しかったです。

ジャズはレコードで聴くべきでしょうか、それともデジタルでいいでしょうか。

石塚:ジャズファンはレコードで聴かなきゃダメだといいますが、個人的には、最近はデジタルでもかなり音がいいので、どちらもいいと思います。

以上です。ありがとうございました。

二人:(スペイン語で)ムーチャス・グラシアス!

 

 

 

 


1903 visits

主催

Manga Barcelona
C/. València, 279
08009 Barcelona (Spain)
info@ficomic.com
www.manga-barcelona.com

© 2025 All rights reserved

This website uses its own and third party cookies to provide better service and to make usage data statistics. Accept them before you continue browsing to be able to enjoy all their content with full functionality.

If you would like more information or to change your settings, please visit our Cookie Policy.